それぞれの違いについて教えてください。
- kg, kgf, Nとは何か
- kg, kgf, Nの違い
- それぞれの換算・計算方法
理科や物理で出てくる単位「kg, kgf, N」。
- 筆者は大手建設会社で設備設計に従事【現場経験が豊富】
- 第2種電気主任技術者を筆記試験で取得【資格試験にも精通】
スキマ時間に勉強するだけで知識量が格段に上がるよ。
\今だけ豪華サンプルが無料!/
電験3種合格対策で有名な翔泳社アカデミーとは【今だけ豪華サンプル無料】

kgf、Nとは?

kgfとkgの違いとは
kgfは、「キログラムフォース」または「キログラム重(じゅう)」と読みます。
おなじみのkgが「質量」の単位であるのに対して、kgfは「力」の単位という違いがあります。
- kg:「質量」の単位
- kgf:「力」の単位
質量とはその物体を構成する原子や分子の種類、個数によって決まります。
そのため、地球上でも無重力の宇宙空間でも質量は変わりません。
一方、力は重力に影響を受けるため、無重力の宇宙空間では力はゼロになります。
- 質量はどこでも変わらないもの
- 力は重力によって数値が変化するもの
kgfの定義とは?
kgfの定義は、「1kgの質量が標準重力加速度のもとで(=地球上で)受ける重力の大きさ」です。
定義の意味は覚えなくても良いので、
「1kgfとは、地球上で1kgのものが受ける力」
とだけ覚えておきましょう。
Nとは?
Nはkgfと同様に力の単位です。
Nは、質量[kg]に重力加速度9.8[m/s²]というものを掛け合わせることで求めることができます。
つまり、「N=質量[kg]×9.8[m/s²]」です。
先ほど説明した通り、
「地球上ではkgfとkgは常に同じ値」になるため、同じ力の単位でもNとkgfは計算方法が異なるので注意しましょう。
kgfとNの変換方法とは?

計算の条件として、ここでは質量:m[kg]、重力加速度:9.8[m/s²]とします。
さらに、先ほど説明した内容をまとめると、
- kgf(キログラム重)=質量[kg](地球上の場合)
- N(ニュートン)=質量[kg]×9.8[m/s²]
これらを用いて計算すると、
1[kgf]=9.8[N] となります。
- 5[kgf]=5×9.8=49[N]
- 10[kgf]=10×9.8=98[N]
まとめ:kgfとNの違い

最後に本記事のまとめです。
- kgは「質量の単位」、kgfは「力の単位」
- 質量は宇宙も地球上も同じ数値
- 力は宇宙(無重力)ではゼロ(宇宙と地球上で異なる)
- Nはkgfと同じ力の単位
- 地球上では、1[kgf]=9.8[N]
kgfとNは同じ力の単位でも全くの別物です。
それぞれの違いを正しく理解して計算できるようにしましょう。
電験3種があれば電気業界の就職や転職にとても有利になります。
電験3種に興味がある方は『電験3種が就職・転職に有利な理由』をご覧ください。
\今だけ豪華サンプルが無料!/
電験3種合格対策で有名な翔泳社アカデミーとは【今だけ豪華サンプル無料】
