役割や機能、使い方を教えてください。
本記事では、ガス絶縁開閉装置(GIS)についてわかりやすく解説します。
- 筆者は民間企業で設備設計、施工管理に長年従事【電気のプロ】
- 第2種電気主任技術者を筆記試験で合格【資格試験にも精通】
本記事で役割や機能について理解しましょう。
- ガス絶縁開閉装置(GIS)とは?
- ガス絶縁開閉装置(GIS)の役割
- ガス絶縁開閉装置(GIS)の機能
- ガス絶縁開閉装置(GIS)の構成
- ガス絶縁開閉装置(GIS)のメリット・デメリット
- ガス絶縁開閉装置(GIS)の使い方
サンプルブックにクリアファイルなど、お得なグッズが目白押し!
この機会にぜひゲットしましょう。
\今なら全員無料で貰える!/
※講座を申し込まなくても無料の資料請求だけでOK!
ガス絶縁開閉装置(GIS)とは?
ガス絶縁開閉装置(GIS)とは一体どんなものなのか。
ガス絶縁開閉装置(GIS)とは、「Gas Insulated Switchgear」の略称で、
一言でいえば金属製の密閉容器内にSF6(六フッ化硫黄)ガスを充填させて、その中に受電設備を収納した電気設備のことです。
より具体的にいえば、遮断器、断路器、接地開閉器、母線、避雷器、計器用変圧器、変流器等を接地された金属製の密閉容器内に収納して、SF6(六フッ化硫黄)ガスで絶縁化した縮小形開閉装置のことをいいます。
ガス絶縁開閉装置(GIS)に用いる「SF6ガス」とは?
ガス絶縁開閉装置に使用する「SF6ガス」とはどんなものなのか。
ここは非常に重要なため、今回の内容の中でもここだけは覚えておきましょう!
- 化学的に安定した無毒・無臭なガス
- 空気の約3倍も優れた絶縁特性を持ち、電気設備の漏電・誤動作を防止する
- 空気の約100倍も優れた消孤能力を持ち、アーク放電(電気設備から発生する火花)を抑制する
- 人体に対し安全でかつ安定している特性をもつ
SF6ガスは絶縁特性、消孤能力が優れ、ガス絶縁開閉装置やガス遮断器に用いられています。
一方で温室効果が高い特性もあり、排出量を抑制することも求められています。
現在でも、SF6ガスよりも優れた電気特性をもつ絶縁ガスが発見されていないため、今後も使用され続けることが予想されます。
ガス絶縁開閉装置(GIS)の構成要素
ガス絶縁開閉装置(GIS)の構成要素は次の通りです。
- SF6ガス
- 遮断器
- 断路器
- 接地開閉器
- 母線
- 避雷器
- 計器用変圧器
- 変流器
要は、遮断器や断路器などの受変電設備をSF6ガスで包み込んだ形状をしています。
まとめ:ガス絶縁開閉装置(GIS)は極めて信頼性の高い電気設備
ガス絶縁開閉装置(GIS)は極めて縮小化・信頼性・安全性に優れた電気設備です。
特に、電力会社からの送電が停止された場合でも、内部をガスで充填しているため、ガス圧で設備の操作が可能です。
そのため、インフラ系の設備や絶対に止めることが許されない需要家(金融・公共系)で特に使用頻度が高い設備といえます。
ガス絶縁開閉装置(GIS)を知らない方はこの機会にぜひ覚えておきましょう。
サンプルブックにクリアファイルなど、お得なグッズが目白押し!
この機会にぜひゲットしましょう。
\今なら全員無料で貰える!/
※講座を申し込まなくても無料の資料請求だけでOK!